モスクへ行こう


 日時 2006年2月18日(土)
 会場 相模大野 三栄ハウス研修室
 講師 河野忠生氏
       公務員を退職された後、NGOクメール・ジャパン・チャリテイー・オーガニゼーション(KJCO)
       に所属してカンボジア支援の活動を続けている。


 講話の内容紹介
   ・ 河野氏は、1992年カンボジアへの初めての旅で、オク・ビチェイさんに出会いました。
   ・ オク・ビチェイさんは1960年プノンペン生まれ。ポルポト政権下で家族と離れ離れになり、
     1985年難民として来日します。その後大和の定住促進センターを経て10年間日本で働きました。
     やがて彼は祖国カンボジアに帰ります。日本の生活で切り詰めて貯めたお金でタイ国境に近い
     ポイペトの荒地を購入します。日払いで人を雇って開墾し、「祖国復興のために出来ることを
     自分の手で」という活動を続けています。(河野氏のミニコミ紙「ワット・プノン」より)
   ・ 河野氏はそのオク・ビチェイさんの活動に共感し、カンボジア支援の活動を始められました。
   ・ 目指すところは、「カンボジアの子供たちに教育を、子どもたちの親には職業を!」
     これがオク・ビチェイさんの母国への願いであり、同時にご自分の支援の方向でもあると
     おっしゃる河野氏でした。

   ・  以下、写真にそって、カンボジアでの河野氏の活動を紹介します。

     <各サムネイル写真の上でクリックすると拡大表示されます>


写真1

写真2






写真3

     写真1 カンボジアの位置 (地球の歩き方 アンコールワットとカンボジアより)
          日本の国土とカンボジアの国土の大きさを比較できます(日本の面積の1/2)
     写真2 カンボジア全図(地球の歩き方 アンコールワットとカンボジアより)
     写真3 出会いの場
          オク・ビチェイ氏に出会った初めてのカンボジアへの旅。カンボジアの人々との
          出会いの場となった。




     写真4
写真5         写真6

     写真4 サカモトJunior High School
             日本人サカモト氏が建設してカンボジアの村に贈った学校。
           この学校に1000人以上の生徒たちが学んでいます。
     写真5 トイレ (サーロン小学校)
          ほとんどの学校には、トイレがないのです。
          男子は外で、女子は我慢できず下校してしまう場合もあるとか・・
          そうした現状を知って、河野氏が学校に贈ったトイレ。
     写真6 井戸(サーロン小学校)
          カンボジアの村の大きな課題は水の確保。河野氏が贈った井戸。
          井戸の必要と併せて、ポンプが壊れたとき、修理して使う力をカンボジアの人々に
          持ってもらうことがとても大きな課題だと河野氏。 


     写真7

写真8

     写真7 リコーダーの寄贈と使い方指導(クソン小学校)
          日本から再利用品として運んだリコーダーを子供たちに贈る。
          戦火による国土荒廃の中で、村の学校には音楽指導者がいません。
          でも、少し練習させると驚くほどの速さで学習し、音楽にしていきます!
          乾いた大地が水を吸い込むように、学びことに飢え、文化を吸収していく
          カンボジアの子供たち!
     写真8 遊具(ブランコ・滑り台・鉄棒・・クソン北小学校)
          トイレ、井戸、に続いて遊具を河野氏は贈った。
  
          遊具の設置がもたらした2つの副産物・・・・
          その@
          初めは遊具にいっせいに群がり、我先に遊具を独占する子供たちでした。
          年長の強い子や、力のある子供だけが我が物顔に独占したとか。
          やがて、順番を作って自分の番まで待つ、みんなで楽しむ、
          「ルールを守るとみんなが楽しめる」ということを子供たちは学び始めました。
          大きな社会性の学習教材になった遊具でした。
          そのA
          夜になると子供に代わって大人たちが遊具で遊ぶために学校に集まってきます。
          今大人になっている村人たちの子供時代はポルポトの時代。遊ぶという文化が皆無の
          時代でした。失った子供時代の遊びを、村の大人たちは夜学校の遊具で遊ぶことで
          取り返しているのです。

          平和が続きますように・・・・・・・!!!

 写真9
写真10

     写真9 アンプルパランの大樹
          かつてカンボジアにはアンプルパランの大木が生い茂っていました。
          今はかつての森の都も赤土に覆われる荒廃です。
          アンプルパランはカンボジアの緑を復活させるためには、キーになる樹木です。
          大地に深く広く伸ばす根と天に広がる枝ぶり!
     写真10 どんぐりの植え方を説明する宮脇昭先生
          (宮脇昭氏・・横浜国立大学名誉教授 世界各地で植樹活動を展開する)
          アンプルパランのどんぐりを拾い集め、どんぐりを発芽させて育てようと呼びかけ、
          地域の大人や子供たちを活動に巻き込みました。
          育てた苗は一本10円の現金で買取ります。
          現金収入は大きな魅力です。そしてやがて国土を守る樹木となっていく
          アンプルパランのどんぐりです。 


     写真11

写真12

     写真13

     写真11 苗床の土作りをする子どもたち
           この土にアンプルパランを植える
     写真12 2004年10月に植樹した苗木
           苗の周りに柵を作って保護します。牛が食べてしまわないように、
           村の大人たちが薪にしてしまわないように!
     写真13 どんぐりの植え方を聞く子供たち(メイバン小学校)
           子供たちの真剣な瞳。彼らは勉強が大好き。学校が大好き。
           でも学校へ行くことができない子供たちもたくさんいます。


    写真14

写真15

写真16

     写真14 どんぐりの植え方を聞く地域の人と親たち(メイバン小学校)
     写真15 ため池と植樹(コンサイン村)
           水を確保するために、協力してため池を掘りました。その水を煮沸したり、
           そのまま瓶に溜めて上澄みを使う、というのがカンボジアの村々の生活水確保の現状です。
           このため池の周りにも植樹しました。やがて、豊かな澄んだ水が樹木の影を映すことを
           祈って!
     写真16 河野氏が発行しているミニコミ紙・ワット・プノン。


     たくさんの質問が飛び出し、予定の2時間は充実した学びの時間になりました。



 相模原市国際交流協会(SIA)    Sagamihara International Association


                                                               最終更新日:2006.02.22